膝が痛い

 

膝が痛いときには、何処に行きますか?

整形外科を受診することが多いのではないでしょうか。

レントゲン写真を撮ります。

形が悪ければそれが原因。

形に問題がなければ、体重の問題。

両方とも当てはまらなければ筋力不足、運動不足

それも当てはまらなければ加齢変化。

本当にそうでしょうか?

 

膝が痛くなるのは、突然ではなく徐々にではないでしょうか

きっかけはよくわからない。

整形外科では膝の形が悪いから痛いと言われる。

これは加齢変化だからうまく付き合っていくしかない・・・。

 

確かに長く放置した場合、膝に問題はあります。

しかしひどくなって手術をしてそこを取り除いても膝が痛い人がたくさんいます。

その場合、元々は膝の問題ではないからです。

 

多くは腰の問題です。

些細な動きであっても腰の関節の動きがズレたとき。

そしてそれが正常な動きに戻れなかったとき。

体の中心の動きにずれが出ていると筋肉もズレます

筋肉は関節をまたいで骨についています。

いつもと同じように脚を動かそうと筋肉が収縮しようとします。

筋肉は体全体につながりがあります。

そのため膝の動きも影響を受けてズレてしまいます

その状態で体重がかかれば体は異常を感知するので痛みで警告します。

「その動きはおかしいです」と。

その状態を放置すると正常な動きではダメなので何とか痛みが出ない動きでしのぎます。

当然筋肉の使い方も変化します。

使い方が変われば骨もそれに合うように作り変えてきます。

本来の働き方ではないので力は半減しますし、動きも違和感があります。

支えられなくなってくると別の問題も出てきます。

動きが変われば通常に使っているよりも骨への刺激が少なくなります。

骨密度も変化していくでしょう。

体全体のバランスはどんどん崩れていきます。

 

病院で「膝が痛いのに膝はそれほど問題ない」と言われた、

あるいは膝が悪いと言われた方も、動きの治療を試してみるべきです。

そこで症状に変化が出るなら、動きの問題が原因としてあるということです。

長く放置しておけば状況はどんどん変化していきます。

それだけ治していくのに時間がかかります。

しかし続けて治療いくと必ず変わってきます。